出張無料回収先の狭山市の歴史
鎌倉時代からこの坂東の地は武家中心の世の中が定着しておりました。九州の大友や島津、山口の毛利、奥州の伊達、越後の上杉、甲斐の武田、遠江の今川、上野の新田、下野の足利、常陸の佐竹など有力武将はほとんど坂東の地から生まれ、鎌倉時代に頼朝により関東、または地方に派遣されました。この独立性の強い坂東武者たちは京都に建武の新政には耐えられず、坂東武者の統治として鎌倉府を設立いたします。初代鎌倉公方は尊氏の次男の足利基氏でした。そして関東管領には上杉氏を擁立。しかし、まもなく上杉氏の勢力の増大で、基氏と上杉氏が対立。基氏は鎌倉府を移すことを決めます。
基氏は関東の南の鎌倉よりももっと中心に鎌倉府を置く必要がありました。上杉氏の勢力をけん制するため、南のはずれの鎌倉の地よりも、この当時から大都市であった川越市の近くに鎌倉府をつくることを決めます。そこが狭山市です。川越市は上杉氏の勢力でしたので、牽制を兼ねて移転に踏み切ります。その後、狭山市は「入間川御所」と呼ばれ、そこに住む基氏をまわりは「入間川殿」と呼ぶようになります。茶処として有名な狭山市ですが、こんなすごい歴史があったんですね。驚きです。
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