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柿と麻生区～PCテックパソコン無料回収

麻生区の名刹王禅寺

この麻生区には寺名が地名になっている場所があります。区内には王禅寺、王禅寺西、王禅寺東という地名がございます。王禅寺の地名の由来はこの地にある王禅寺から来ております。王禅寺は真言宗の古刹で山号は星宿山、「東の高野山」といわれるほど隆盛を極め、最盛期には七堂伽藍を有する大寺として近隣の36ものお寺の本寺として寺名をとどろかせておりました。江戸時代でも将軍家の信任も厚く、葵の御門が許されるなど、相変わらずの寺勢を誇っておりました。

最古の甘柿の品種「禅寺丸柿」

王禅寺境内には最古の甘柿の品種である禅寺丸柿の原木がございます。禅寺丸柿は別名「王禅寺丸柿」ともいわれ、この王禅寺で発見されました。1360年に等海上人により発見され、食べてみるとあまりにも美味しかったため、近隣の農家に栽培するように提案いたしました。このことから、麻生区には柿生（かきお）という地名があり、昔から柿の生産が盛んだったことがうかがえます。最盛期は大正時代で、なんと900トン以上生産されたそうです。

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