スイッチを押すことで起きるパソコンと目覚ましや腹時計で起きる人間はこの時点で似たような動きをします。スイッチを入れてから当分パソコンもグダグダの状態。PCの中では、一つ一つ各ソフトやハードを立ち上げ、仕事をするための準備運動をします。人間の体も朝起きてから、まず脳に血流を増やし、脳を起こす。そして各臓器に血液を多く送り、目覚めさせる。特に胃腸に血液を集中させ、臓器全体を起こす。パソコンは電流、人間は血液といった感じですね。
パソコンが立ちあがると居眠りに入る機器がございます。それがリチウム電池です。リチウム電池は動いてる間は充電に入り、安眠をむさぼります。これは人間の体で言うと副交感神経です。人間の副交感神経は安眠の時に体の臓器を休ませ、起きるときに交感神経と入れ替わり、起きてる時は交換神経が働きます。つまり、リチウム電池と副交感神経の働きは非常に似ており、次に動くための充電機能であると思います。
電流という血液が電源装置という心臓からCPUという前頭葉に送られると、手足であるメモリーや記憶を司る脳の海馬の働きをするハードディスクに充分な電流が送られます。すると、前頭葉、つまりCPUからの色々な指令が少しずつ多くなり、海馬であるハードディスクも手足であるメモリーも動きが最高潮に達します。しかし、大変な仕事をしだすと遅くなる人間と同様、負荷のある作業はパソコンも遅くなります。昼間の動作も非常に人間に似ています。
たくさん仕事をしてヘトヘトになって帰ってきた人間は脳の動きが鈍くなります。パソコンも長時間つけっぱなしだと、動きが鈍くなる時がございます。もう仕事がしたくない。そんな意思表示がパソコンからでも感じます。
寝る時もなかなか寝付けない場合がございます、パソコンも長時間使用で更新ファイルや今までやってきたことのおさらいをするため、時間が少しかかります。そして人間は就寝に入り、副交感神経が動きます。パソコンもリチウム電池が動き出します。