マザーボードは電源を切って抜いた後でも動いていると思いますか?。実は動いてるのです。うそ~という方が多いと思いますが、電源を切っただけではなくコンセントから抜いた状態でもコツコツと働いているのです。ではなぜ、働いているのかというと、夜パソコンの電源を切って、朝パソコンを起動したとき、正確な日時を刻んでいますよね。電源を切ったはずなのに、時間は狂っていませんよね。そうなんです。時間を正確に刻むためにも電源を切っている間、動かなくてはならないのです。
パソコンにスイッチを入れるとまず、電源からではなくリチウム電池を使って立ち上がります。つまり、電池を利用して立ち上がるのです。そして立ち上がると今度は電源に切り替えて、リチウム電池はオネンネという充電状態に入ります。リチウム電池の充電が不十分だと、時間が狂ったり、立ち上がらなくなったりします。また、電池なので、ショートにより立ち上がらなくなるのも非常に多いです。そんなときの対処法をお教えいたします。
リチウム電池に異常がある場合の症状はWindowsのロゴまでは立ち上がりますが、それ以降永遠にロゴのままというのが独特の症状です。待てども待てども進展しない。という症状が出たらリチウム電池を疑います。まず、電源を抜いた後、完全に冷えてから、PCの蓋をあけマザーボードの下の方のリチウム電池を抜きます。それから1時間半~2時間ほど抜いた状態で放置いたします。もっと早く対処するCMOSクリアという方法もございますが、下手をするとマザーボードを破損してしまうことがございますので、急いでなければこちらの放置のほうをお奨めいたします
放置後はリチウム電池を取り付けます。裏表がございますので確認してからお付けください。そしてパソコンを立ち上げてみてください。正常に立ち上がれば、ショートが原因ということになりますが、それでもダメな場合他の要因か、リチウム電池の消耗も考えられます。リチウム電池の消耗の場合は交換すれば治ります。
使っていないとリチウム電池の充電が行われず、消耗が早くなるので、常日頃から家にいるときは電源を立ち上げて使ってあげましょう。それが故障を防ぐ最高の予防策です。酷使している方が意外と長持ちするものです。