川越といえば河越城や喜多院と並んで有名なのが時の鐘と蔵造り通りですよね。その蔵造り通りの正式名称が一番街商店街です。本川越から徒歩7分くらいで到着できます。仲町の交差点のあたりから電柱がないので急に開けた感じのする商店街です。両側に蔵造りが並び、約400mほど続きます。普通の蔵造りは全国各地で結構見られますが、ここは重厚な土蔵造りで、それが400mも集中しているというのは日本広といえどここのみ。江戸時代の川越の大火や関東大震災の影響により、土蔵造りになったそうです。
一番街商店街の裏手に回ると一瞬タイムスリップしたかのような大正ロマン風の洋館が立ち並んだ商店街が目に飛び込んできます。下が石畳、そして石造り風の建物が約250mほど続きます。その間には風情豊かな洋館である喫茶店の「大正館」や団子の老舗「いせや」があります。特に大正館の「焼きサンド」やいせやの「イチゴ大福」は絶品。並んでも食べたい品物です。この商店街は4月の中頃から5月の中頃まで鯉のぼりが張り巡らされます。その風景は圧巻で、多くの観光客の目をくぎ付けにいたしております。
JRと東武東上線の川越駅から約2kmも続く県内第2位の規模を誇る大商店街。一位は大宮の南銀だそうですが、おそらく商店街の長さは県内一だと思います。東京でもこれほど長い商店街は見かけませんので、単独だと関東一長い商店街かもしれません。あくまで憶測です。一番街や大正浪漫夢通りと違い、老舗は丸広百貨店ぐらいで、あとは比較的新しい店が多く、入れ代わり立ち代わりが多い商店街です。休日になると多くの方が、買い物に来るので、いつもこの通りは賑わっております。
中央通り商店街と一番街の間で、一番街ほど古い店はございませんが、昭和の古き良き川越の風情を残した店が多いのがこのエリアです。蓮馨寺を中心とした商店街で、川越観光の帰りにでも寄りたいお店がたくさんあります。蓮馨寺の横の乾物屋さんとか蓮馨寺境内にあるお団子屋さんとか、色々楽しめるお店が多いのに驚きます。一番街や大正浪漫夢通り、クレアモールばかりが注目を浴びる中、いぶし銀の輝きを見せるのがこの商店街です。